ヒマラヤ山中の巨大遺跡の地下で、おぞましい悪魔の儀式が始まろうとしていた。単身赴任していた考古学者の父を尋ねていた世良正夫と母も、その儀式に偶然巻き込まれてしまう。そして儀式がクライマックスに達すると、得体の知れない無数の化物が闇の中から飛び出し、大地震がヒマラヤ地方を襲った。正夫の通っていた「外道学園」は、進学率は都下最低、校内暴力は日常茶飯事、教師は無能と三拍子揃った不良の巣窟、通称「外道学園」と呼ばれている都内でも札付きの学校であった。ヒマラヤでの正夫の悲報が学園に伝わってから、既に2ヶ月経とうとしていたある日、ふらりと突然戻ってきた正夫に生徒は愕然とする。しかも、正夫は以前の正夫ではなかった。ひ弱だった正夫に巨大な魔力を感じ取る不良グループのボス達。そしてついに正夫に課せられた真の宿命が、今、学園中を巻き込んだ一大抗争となって扉を開けようとしていた。
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